
みなさま、こんにちは。
今日もブリスベンは素晴らしいお天気です☀
日本も少しずつ過ごしやすくなってきているようですね。
さて、今日のお題は「Dual Relationship」 です。直訳すると「二重関係」と言う意味ですが、“公私混同” という言い方の方が分かり易いかもしれません。
この 「二重関係」 が許されない職種としては、医者や弁護士などがズバリ当てはまるかと思います。
他には、学校の先生や塾の講師、警察官などもその類でしょう。
そして、私たち心理カウンセラーやセラピストにとってもこの 「Dual Relationship」 は絶対にタブーだと言われています。
既にプロとしてお仕事をされていらっしゃる方は知識と経験から、この「二重関係」 がどれほど業務に支障をきたすかはご存知だと思います。
それなのになぜ、こんなことをあえて言っているのかと言いますと、現実の世界には、このタブーを知らずに( …いや、もしかしたら、知っているのに?)クライエントとの関係性を二重にも三重にも重ね、もっと言えば、その優位な立場を利用して個人的な利を得ようとする輩がいるのです…(-_-;
そういう人はたいてい「自分はよく友人から悩みを相談されるから、カウンセラーに向いてる」 と思っている傾向があります。
また、「人の悩みを聞いてあげることが得意(好き)」 とも思っています。
あるいは、「自分も同じ経験をしたことがあるから、相手(相談者)の気持ちが手に取るように分かる」 と思っているかもしれません。
そしてなにより、本人(カウンセラー自身)が〝寂しがり屋″ で〝愛情・友情・絆” に飢えています。
カウンセリングを実践するにあたって、クライエントを迎える際、会うことが苦痛だったり、逆に会えることが嬉しくてワクワクするといった感情が自分の中に芽生えた場合には、そのカウンセリングはそれ以上続けるべきではない という事が言われます。
実際には大変むずかしい判断なのですが、それでもやはりプロとしてお金をいただいてカウンセリングを行う以上は、肝に銘じるべきだと私は思っています👊
そういう私も実は以前 「友情と専門性」 の二重関係で大変悲しい思いをした事があります。
失敗というか、正解がなんだったのかが未だに分からないという感じですが、とにかくそれ以降、考えされられることが多いです。
またいつか、この私の実体験 「悲しき二重関係」 についても記事にしてみようと思っています^^
今日で8月も終わりですね。
夏休み最後の週末ということで、ちまたの「サザエさん症候群」にも拍車がかかる頃ではないでしょうか。そんなブルーな気持ちと付き合いながらもステキな週末を過ごしてくださいね。