カウンセリングとは

心理カウンセリングとは?

心理カウンセリングとは、カウンセラーとの親和的な人間関係を通してクライエントの弱くなった心が少しずつ癒され、本来の自信を取り戻すことで自身が抱えている問題を自らの力で解決できるようになるために行われる援助行為(お手伝い)です。カウンセラーは、クライエントの気持ちをしっかりと受け止め、戸惑いながらも少しずつ前進していこうとするクライエントを全力でサポートします。

よく、カウンセリングに行くと望んでもいないのにカウンセラーからあれこれと指図をされるんじゃないか、あるいは、即効性のある解決法を伝授してもらえるんじゃないか、と考えられがちなのですが、これは間違いです。カウンセラーはクライエントの意思を無視したアドバイスや価値観の押し付け等は一切いたしませんのでどうぞご安心ください。

カウンセリングで出来ないこと

カウンセリングでは、投薬による症状の緩和や治療、および病気の診断(診断書の発行)などの医療行為はできません。したがって、明らかに何らかの身体症状(不眠・頭痛・胃痛・動悸・息切れ等)がみられる場合は、まずはお医者さんに診ていただくことをお勧めいたします。そして、特に身体的な原因は見つからず精神的なストレスが原因と考えられる場合には、カウンセリングによる回復が期待できます。

病院に行く前に、自分の症状は、お医者さんに診てもらうほどのものなのだろうか…」「医者に会う前に、話を聞いてもらって自分の状態を再確認したい」「いきなり一人で精神科に行くのは…(英語に自信もないし…)」といった疑問や不安をお持ちの方は、病院の付き添いのご依頼も承っておりますのでどうぞお気軽にお尋ねください。

成果を上げるための大切な3つのこと

① 「カウンセリング料金」

料金の発生はクライエントとカウンセラー両者をしっかりと守ってくれます。クライエントは料金を払うことによりカウンセラーから時間を買い、何の負い目も感じることなく自分のためだけにそれを使うことができます。しかしそれがもし無料であったら、自分のことばかり話していることにだんだんと罪悪感を感じるようになるでしょう。(カウンセリングに来られる方というのは、そんな風に気を使いすぎてしまう傾向があります。)一方、カウンセラーも料金を頂くことで、よりいっそう責任感が増します。

 

② 「時間制限」

この時間の制限もクライエントとカウンセラーの両者を守り、かつカウンセリングの有効性を最大限に発揮させるためにとても重要です。もし時間の制限がなかったら、クライエントの中には、心の準備も整っていないのに全部喋らされてしまうような不安を感じる方や、実際にあれもこれも喋りすぎてしまったと後悔し落ち込んでしまう方もおられます。時間を規定することで、クライエントは「今日はコレを話そう」と事前に心の準備ができ、その限られた時間を有意義なものにしやすくなるのです。

またカウンセラーにとっても、クライエントの話を真剣に聴き、理解しようとすることは非常に大変な労力を費やします。ですからもし時間に制限が無ければカウンセラーの集中力は次第に衰え、クライエントの話を理解することが難しくなってしまいます。

 

③ 「場所の設定」

当カウンセリングルームでは、面談カウンセリングは基本的にこちらのカウンセリングルームにお越しいただいて行っております。ただ、カウンセリングルームというのは特別な空間であるため、ここに来ること自体がものすごく勇気のいることです。しかし実は、その勇気を振り絞ってこのカウンセリングルームへ辿り着けたとき、もうすでに問題解決に向かって一歩を踏み出せているといっても過言ではないのです。そしてこの特別な空間は、クライエントとカウンセラーだけのプライベートな空間であるため、クライエントは他人の目を気にすることなく、自由な表現が出来るようになります。

インフォームドコンセントと守秘義務

カウンセリングを行う前には必ずインフォームドコンセント(十分な説明と同意)を行います。疑問に思うことや不安な点などがございましたら、遠慮することなく何でもご質問ください。クライエントが安心してカウンセリングを受けられるよう、できる限り丁寧かつ明瞭な回答を心がけております。また、カウンセリング進行中に新たな疑問等が生じた場合についても、その都度話し合いをしながら進めて参りますのでどうぞご安心ください。

クライエントの個人情報やご相談内容、およびカウンセリング中に得られた情報すべてにおいて守秘義務を厳守することを堅くお約束いたします。

クライエント同士がばったり鉢合わせなどという事態が起きないようセッションとセッションの間は時間に余裕を持たせてご予約をお受けしております。あわせて、クライエントの方々にもご予約時間を厳守いただけるようご協力をお願いしております。