みなさま、こんばんは。
ブリスベンはここ最近やっと朝晩が涼しくなってきましたが、まだまだ残暑が厳しいです💦
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
最近はボンドを返さない悪徳オーナーについての相談をよく受けます。
と言っても私は法律家ではないので、的確な法的手段についてのアドバイスができるわけではありませんが、何も知らない正直者たちが泣き寝入りしているのを見て見ぬ振りはできません👊
そこで『悪徳オーナーあるある』をいくつかご紹介したいと思います。
あるあるその1.入居を決めるインスペクションの時はナイスだけれど、入居後はケアレスになり、退居を告げた後は意地悪になる。
あるあるその2.入居が決まってから細かいルールを知らせてくる(シャワーは4分、夜9時以降の入浴禁止、洗濯は週2回のみ、など)
あるあるその3.設備(エアコン、洗濯機、冷蔵庫、インターネットなど)が故障してもぜんぜん直してくれない。
あるあるその4.退居後なんだかんだ理由をつけてボンド(敷金)を返してくれない。
上記の4つは悲しいかな本当によく聞く話です…💧
そうはいっても1,2,3は退居してしまえばいいだけの話でもあります。
が、4のボンドに関しては、なけなしのお金で暮らしている学生やワーキングホリデーの子にとっては深刻な問題です。
そんな悪徳オーナーに運悪くつかまってしまった子羊ちゃんたちには、私はよくこんなアドバイスをします。
まず、入居時にオーナーと個人的に交わす契約書ですが、これらのほとんどはオーナー側が独自に作成したものなので基本的に法的には何の効力もないため、サインしてしまったからと言って過剰にビクビクすることはありません。
ただ、オーナー側にも都合がありますので、退居をお知らせする事前連絡(2weeks noticeが一般的)やルールなどをきちんと掲げ、それに従ってもらえない方には強制退去や賃貸料の請求などができるように入居時にお約束するわけです。
その代わりテナント側にも入居後予期していなかった問題が起きた場合にはクレームを言う権利があり、その問題をオーナーが解決しない場合は契約をキャンセルし退居することができます。例えば、酷い害虫や騒音、家事をいろいろやらされる、セクハラ、パワハラ、過剰な監視など。
悪徳オーナーはこういった問題を、「ここ(オーストラリア)ではそんなの当たり前(良くある事)だよ。」なんて言ったりしますが、
「よくあることではありません!!怒」
んなわけあるかっ!と言いたいです。
次に、ボンドについてですが、ボンドは基本的にはRTA(Residential Tenancies Authority)というところに納めることが義務付けられています。(※ QLD州はRTAですが州によって名前が違います。)
RTAに送金するとRTAにあなたの名前と住所(借りているお部屋の)が登録され、RTAから正式な領収書が届きますので、それをきちんと保管しておいて退去時に何も問題がなければ全額返してもらうことができます。この一連の手続きは基本的にオーナーがするのですが、レイジーなオーナーはそれが面倒なので自分の口座に個人的に保管していたりします(爆)
誰が保管していても要は最後にちゃんと返ってくれば問題ないのですが、悪徳オーナーは返しません。そもそも始めから返すつもりはないのかもしれません…(-_-;)
そんな彼らの手口はたいていこんな感じです↓
入居時にRTAの書類(英語ばっかりの)を書かせます。そして、「ボンドはRTAというきちんとした機関に預けるので安心だよ」といいます。
でも、何も知らないテナントはもちろん送金後にRTAから領収書が届くことを知りません。
領収書が届かないということは、あなたのボンドはRTAに送られてないということです。
そして、退去時には様々な理由をつけてボンドは「返せない」と言います。
あるいは、「手続きに時間がかかるからボンドが返ってくるのは数週間後だよ」などと言っておいて、そもそも返すつもりもないボンドがいかにもRTAの手続き上遅れているかのようにみせかけ、「まだ時間かかってるみたいね…」と何度も同じ言い訳をしてあなたが諦めるまで待ちます。
もっと悪になると、退居後はぱったり連絡を返さなくなる超悪徳オーナーも…(-_-;)
こうなると退居してしまった側は連絡の取りようがありません。
そして何度も何度も電話をすることがだんだん苦痛になって、最終的には諦めてしまうのです。
↑ これが狙いです ↑
こうなった時に重要なのが、
RTAからの領収書
領収書があれば、自分でRTAに直接問い合わせることができます。
でも、もし領収書がなくてもRTAに問い合わせて自分の名前と住所を伝えれば、RTAにお金が送金された(登録されていた)かどうかがはっきりします。
っということで、みなさん、ボンドを支払う際はどのようにボンドは保管されるのかをきちんと確認しておくことが大切です。
そしてRTAに収めるのであれば、必ず領収書をもらってください。
あと、もう一つ、入居時はもともとある傷や剥がれなどは写真を撮っておく事をお勧めします。
悪徳オーナーは、「前はこんな傷はなかった。修理にボンド以上のお金がかかる」とか言いますからね。
かく言う私も、レンタルハウスを運営しておりますが、絶対に悪徳にならないように厳しく自制していきたいと思っています👊
みなさまの海外生活が楽しく有意義なものでありますように…(-人-)