
みなさま、こんにちは。
最近の情報番組で「買え買え詐欺」なるものが流行っているというニュースを見ました。
ちなみに「買え買え詐欺」とは、
1. A社から権利に関するパンフレットや申込書が送付される
2. B社から「A社が販売する権利を購入すれば高値で買い取る」との電話勧誘がある
3. 消費者はA社に通信販売で権利の購入を申し込む
4. 最終的にA社B社と音信不通となり、偽造の権利証券だけが消費者の手元に残る
(参照:http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20121004_1.html)
といったような手口で遂行され、しかも新しくて将来性のある事業や社会貢献につながりそうな事業を看板に主に高齢者を狙って売り込んでくるようです。
いまだに膨大な被害を出している「オレオレ詐欺」もそうですが、こうやって一連の流れを改めて見るといかにも怪しそうなのは一目瞭然なのに「なんでこんなのに引っ掛かってしまうんだろう…」と思ってしまいます。
でも現実には驚くほど多くの人が被害にあっているそうです。
ちなみに国民生活センターの調査によると、昨年度(2012年)の被害額はなんと500億円だそうです。
本当にヒドイ話ですよね…(-_-;)
ところで今回このニュースを見て私が最も気になったのは、被害を受けた人の約40%の方が被害にあったことを家族や友人に言えないでいるという事です。そして、そんな悩みを独りで抱えたまま「うつ状態」に陥っていく人が少なくないそうです。
「あ~、他人事ではないな…」と思いました。
どんな悩みでも比較的容易に人に打ち明けることができる人はいいのですが、話すことが苦手な人は要注意です。
とくに「悩みは深くなればなるほど他人に言えなくなる」という傾向があります。
まず人は悩みを話す時、悩みの種類や深さによって無意識に話ができそうな相手(自分の考えを否定せず受け入れてくれそうな相手)を選びます。
「この人なら私の気持ちに同調してくれるかな」
「この人なら慰めてくれるかな」
「この人ならいいアドバイスをくれるかな」
「この人なら黙って話を聞いてくれるかな」と。
ところが問題が深刻になればなるほど
「こんな話をしたらさすがに引かれちゃうんじゃないか…」
「人にアドバイスをもらったところで今更どうにもならない…」
とだれに相談したらよいのか分からなくなるのです。
なかでも、家族とお金に関する悩みは深刻になりがちです。
例えば、上記のような詐欺の被害や借金や事業失敗など経済面での問題、家庭内で起こるDV被害や虐待の問題、子供の問題行動(不登校、家庭内暴力、万引き、いじめ等)などです。
そんな時は独りで苦しみを抱え込まず、どうぞ勇気を出してカウンセラーのもとを訪ねてみてください。
腕のいいカウンセラーなら暗闇にそっと一筋の光を灯してくれるはずです^^